2016年6月15日水曜日

57. 衝撃的なシカとの遭遇

今日はいつもの4人と毎週水曜日の常連さん兄妹1組の計6人が集まりました。

「虫、虫~」と言いながら転げ落ちるように車から出てきたコウシ君。
到着するなりチョウチョを見つけて踊るように追いかけるユイナちゃん。
少し遅れて到着したツグミちゃんを待ち構えるみんな。
着いた時から森のようちえんは始まっているようです。




暑いから川に行く、と満場一致で決定。
ツユクサ、アジサイ、タイキンケイギク。色々お花を摘みながらいざ川へ~。




















声も出ないほど冷たいのか、とても静~かに川で遊ぶ2人。



腹ペコ同盟を組んだ2人はお弁当を広げ、黙々と箸を進めていく。1歳のハナちゃんも。


この日一番の出来事は、川への道際でワナにかかったシカに出会ったこと。
私達の足音に気がつくと突然暴れだし、こちらも仰天!あまりにもびっくりしてしばらく凝視してしまいましたが、私たちが近くにいるとシカが怯えるようなのですぐにその場を離れました。でも子ども達はそうはいかず、目が離せない様子。

後で
「どうしてシカさんがいるの?」
「シカさんどうしたの?」
「蝿がいっぱいいたね。どうして?」
と聞いてきました。
ワナにかかり苦しんでいる姿は悲しい光景なので見せたくはないのですが、出会ってしまったのだから仕方ありません。
「シカさんはいつも山にいるんだけど、時々おじちゃんやおばちゃん達の畑に来て、野菜を食べちゃうの。だからああやってワナを作って捕まえるの。」
と話をしました。
理解できたかどうかは分りませんが、それ以上何も聞いてこなかったので胸をなでおろしました。
捕まえてどうするの?と聞かれたらどう答えようか、とちょっと困っていたからです。

ニワトリに続きこのシカ事件。山にいると生と死に直面する出来事が多々あります。3歳児達に伝える時にはどんな言葉を選んだらいいのか、色々考えてしまいますが、できるだけ自分の感情は入れずに事実を伝えることが大切なのかな、と思います。
「ワナにかかってかわいそう」という気持ちは確かにありますが、その感情だけを、一側面だけを子どもに伝えると、それだけが印象に残り、シカを獲る目的が理解できなくなるような気がします。
どう感じるかは子どもに任せるとして、まずは事実だけを伝えるようにしたいと思いました。





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