2017年1月11日水曜日

87. 初野遊び

あけましておめでとうございます。
のあいさつもそこそこに走り回るコウシ君とゆかりちゃん。ハナちゃんはバナナで腹ごしらえ、つぐみちゃんは車の中で早弁、そしてついに歩けるようになったヒー君はヨロヨロしながらもお母さんから離れてお散歩。
日差しに恵まれ風も弱い穏やかな日。今年最初の野遊びには、5人の子が集まりました。
歩きながら目線を上げると、ユスラウメの蕾がぷっくりふくらみ、その枝にはミノムシがぶら下がっていました。




焚き火をすることになりみんなで杉林へ。その後も車の中に居続けたツグミちゃんがついに泣き出し、お母さんが行こうとしましたが、コウシ君とユカリちゃんが駆け出して迎えに行ってくれました。そしてニコニコ顔で走ってきた3人を見て、少しずつ仲間意識が芽生えていることを感じて嬉しくなりました。 
一方弟のヒー君は、驚きと嬉しさがない交ぜになったような表情で、両手でバランスをとりながらただただ歩くことを楽しんでいる様子。ハイハイの頃よりも視線が高くなり、欲しいものを自分で取りに行けて世界が一気に広がったことへの喜びとワクワクが全身から溢れていました!初めて来たのがちょうど一年前の生後3ヶ月の頃。もう見学者ではなくなって、立派な参加者です♪




今日も焚き火台の上には石焼き芋。
そして、初めての焚き火を前にして心の火が燃えたコウシ君は、炊き口に陣取ってずっと火を見つめていました。そのうちに竹の先を中に入れ、竹に火が燃え移ることに楽しみを見出しました。火は熱くて何でも燃えてしまうことがまだよくわからない様子で、すぐ近くにはヒー君もいるので、楽しみを奪わないように気にかけながら火の消し方を伝えると、今度は火をつけては土にグリグリ消すの繰り返し。それはそれは真剣な眼差しで1時間も熱中していました。今日は集中し過ぎてあまり話が耳に入ってなさそうだったので、これから少しずつ火の扱い方を伝えていこうと思います。 
火と仲良くなれるように。
そしてお弁当の後は待ちに待った石焼き芋〜!みんなで植えて掘った甘いお芋が、無心に頬張るみんなのお腹へ吸い込まれていきました。









お腹を満たした後は、コウシ君のお母さん作のビニール袋凧上げ♪
ちっちゃいけれど、子ども達は大興奮で走り回っていました。風が吹いているから走らなくても上がるんだけど、ついつい走っちゃう子ども達。

2週間ぶりの森のようちえんでしたが、みんなが無心に遊ぶ様子はもちろんのこと、一人一人の成長とそれに伴って密になっていく関係性が見られて私自身もとても充実した遊び初めの1日でした。今年はもっと子ども達だけの世界が作り出せるように仕掛けを用意して、少しずつ活動の幅を広げていきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。




田んぼの土手で気ままに遊ぶヒー君