2016年11月24日木曜日

84. 初焚き火で石焼き芋

今朝は窓を開けると一面真っ白!
ん、雪!?と思いましたがさすがに雪ではなく、霜でした。朝はとても冷えましたが、その分日中は陽ざしがポカポカ♪風もなく穏やかな日でした。
今日はユイナちゃん、ワカちゃん、クウヤ君、ヒナコちゃん、ユカリちゃんの5人が集まりました。


車から降りてきて
「さむいね!」
と言うユイナちゃんに
「朝は真っ白になるくらいの霜が降りてたんだよ〜」
と話すと
「じゃぁバケツにこおり、あるかなぁ?」
と言うので
「見てくる?」
と聞いたら、ユカリちゃんと手をつないで我が家の方へ走って行きました。しばらくして勢いよく走って来て
「こおり、なかったー」
と教えてくれました。

日当は陽ざしが暖かいですが、みんなの好きな杉林は寒いので焚き火ととっておきのおやつの準備をしてハンモックへ向かいました。


とっておきのおやつとは・・・石焼き芋!!
みんなで石を拾って洗ってダッチオーブンの中へ入れ、その上にサツマイモを乗せて準備完了。次は火起こし。
「焚き火しようか〜」
と言うと、クウヤ君が慣れた様子で薪を拾ってきて足で折って、かまどの中へ入れていました。お次は火付け。
私がマッチを取り出すと、ユカリちゃんがそばに来て
「ユカリがやる!」
今までは怖がって挑戦したことなかったのに、この日突然やると言い出したので、こちらも気合いを入れてマッチの使い方を教えました。
何度か擦っているうちに火がつき、教えた通りに火を上に向けて新聞紙につけたのは良かったのですが、風で火の勢いが弱まり着火失敗。もう一度挑戦するも今度はマッチに火がつかず、何度か擦ってるうちに自信がなくなってきたのか
「やって」
と。その後は私の手元をじっと見てやり方を覚えようとしていました。結局着火はしませんでしたが「やる」と「やめる」を自分で決めた姿に成長を感じました。


火の中に入れたクリのイガはまるでハリネズミのよう。

かまどに火が入りダッチオーブンを乗せると、子ども達はハンモックへ。

ハンモックを船、地面を海に見立ててごっこ遊びに夢中でした。
その後は時々思い出したように薪を持ってきてくれたり、4人揃って赤い実拾いに没頭したり、赤い実をお餅に見立ててお餅つきをしたり、いろいろな遊びを展開していました。
体調が万全ではないと言うワカちゃんは、初めはお母さんの周りでみんなを観察していましたが、そのうちに1人で林の中へ入って木を拾って遊び、その後はみんなに混じって遊んでいました。

そうこうしているうちにダ焼き芋の甘い香りが♪火から下ろすと子ども達がすっと集まってきて、お昼少し前ということもあり、お弁当を広げることになりました。焼き芋を取り囲むように座っていて、いかに楽しみにしているかが伝わってきて愛らしかったです。

サツマイモは人数より多めに準備し「1人1個は食べられるよー」とは伝えましたが、特に個数の制限はしませんでした。なのでクウヤ君が3個目に手を伸ばした時、他の子が何も言わないなら3個食べてもいいかなぁと思ったのですが、言いたくても言えない子もいて後でもめるかも、と思って
「クウちゃん、3個食べたいならみんなに聞いて見たら?」
とクウヤ君に話しました。するとうなづいて、近くにいる子に
「食べていい?」
と聞いていましたが、聞きながらも皮をむいて食べる準備を整えていくクウヤ君。するとユカリちゃんも
「もうひとつたべたい」
と言うので、結局残った分を食べたい人で分けることにしました。

クウヤ君が3個目に手を出した時、もし黙って様子を伺っていたら他の子ども達は何て言っただろうと想像し、今日はかなり私が介入してしまったなぁ、と反省しました。
その後のお母さん達の子育て話の中で
「すぐに口を出してしまうのは、結局自分(親)が困る結果にしたくないから」
と言う話が出ましたが、まさにその通りのことをしていたのですね。
一貫した姿勢で子どもと接することの難しさを感じた日でした。





薪用に割った竹に冬眠中(?)のアリがたっくさん!




お母さん達は子どもとの関わり方を相談したり考えを話したり。
焚き火効果かしら?
餅つき中


8ヶ月のヒナコちゃんも柔らかいサツマイモをしっかり堪能しました
「やってる〜?」


2016年11月11日金曜日

83. サツマイモ掘り その2

朝の曇天から少しずつ晴れ間が見えてきて、みんなが集まる頃にはすっかり秋晴れ!暑くなりました。
今日はユイナちゃん、ソウタ君、アオイちゃん、ユカリちゃん、そして関東に住むアリヒト君とコトナリ君兄弟が初参加できてくれました。
一番に到着するやいなや車から転げるようにして飛び出してきて、そのままの勢いで草むらを走り回るアリ君ナリ君兄弟。屈託のない笑顔ですぐにみんなと打ち解けていました。

ユカリちゃんとユイナちゃんはアリ君を誘ってハンモックへ。どうやら初めて来た子にはハンモックに連れて行ってあげるのが暗黙の了解になってきているようです。
3人とも集合場所にリュックを置いたまま。必要なら取りに来させよう、でも「持ってきてー」と言うかなぁ…なんて思いながらそのままにして私達もハンモックに行きました。





ハンモックで遊んでいる時、案の定ユイナちゃんがリュックが必要になったらしく
「お母さーん、リュック取ってきてー!」
お母さんが渋っていると、ユイナちゃんが突然ユカリちゃんと一緒に走り出しました。その後をアリ君が追いかけ、3人ともリュック片手に笑顔で走って戻ってきました。
どちらが声をかけたのかは分かりませんが、今までだったら泣きながらお母さんに連れられて取りに行くところですが、今日は子ども達だけで取って来ることができました。
そんなちっちゃなことも母からすれば嬉しいものです♪




さて、今日もサツマイモ掘りの続き。
前回来られなかったソウタ君に
「サツマイモ掘りする?」
と聞くと
「サツマイモ掘りするー!」
と素直に喜んでくれたので、他の子ども達にも声をかけて畑へ。
やっぱり最初はフォークを使わず手で挑戦!ソウタ君、とってもいい顔して頑張っていました。いかにも抜けそうな顔をしていましたが、さすがに手だけでは無理なのでフォークで土を掘り起こしてあげると、スルッと!それも大きいのが!
今までの頑張りは何だったの!?といった表情のソウタ君でした。
その大きなサツマイモを見て周りで遊んでいた子ども達も急に集まってきて、俄然張り切っていました。
これで今年のサツマイモ掘りは終了!貯蔵に困るほどの豊作でしたが、しばらくおやつには困ることはなさそうです。





こんなん取れました〜

ソウタ君「ちっちゃ!」




アオイちゃんもゴロ〜ん


サツマイモ掘りが終わる頃にはもうお昼。涼しいところ食べよう(11月中旬ですが…)ということでブランコ林へ。そよ風が木の葉を揺らし、気持ちのよいお昼の時間でした。
その後はブランコにかくれんぼ。

アリ君とユカリちゃんが2人でブランコに乗っている時、ユイナちゃんが
「私も乗りたい」
と泣き出しましたが、2人とも楽しくて変わることができず。
ユカリちゃんは
「ユカリはユイナちゃんと2人で乗りたいの」
と言ってブランコから降りず。
アリ君はお母さんに
「お友達が乗りたいって言ってるよ。それでいいの?」
と言われて、しばらく考えた後でユイナちゃんの横に行き
「ごめんね。ブランコ乗れるよ。行こう」
と言いながらユイナちゃんの手を引いて立たせ、更にギュッとハグ!
お母さんは
「どこで覚えたんだろ…」
と苦笑いでしたが、その後ユイナちゃんとユカリちゃんの乗るブランコを笑顔で揺らしてあげてる姿はとても爽やかでした。











かくれんぼの鬼になったアリ君。犬のレンに
「みんなどこにいるか知ってる?」
と友達と話すような口調で聞いていました




         
         ユイナちゃん、この辺にいるはず…
み〜つけた!
ユイナちゃん「何でわかったんだろうね?」

藤の種をさやから出して「タネを蒔くからユカリちゃんのお母さん来て」
と私を誘い我が家の駐車場の前へ。その砂地にタネを埋めると
「毎日水をあげてね」とまっすぐな眼差しで私に業務委託。







『焼きそば』アリ君作
とっても大胆な作品です