2016年11月9日水曜日

82. サツマイモ掘り

もうすぐ11月半ばというのに、日中は思わず上着を脱いでしまうほどの暑さです。
今日は初参加のリュウト君とルルナちゃん、そして常連さんのユイナちゃん、クウヤ君、コウシ君、ハナちゃん、ユカリちゃんの7人が集まりました。

「おはよー!」
今日も田んぼで1人散歩を楽しむコウシ君
霧島に映る雲の影





6月3日にみんなで植えつけたサツマイモがそろそろ食べ頃になってきたので、天気の良い日が続いていて参加者の多い今日あたり、掘りどきだなぁと思っていました。
そこで、みんなが集まった時に
「今日は、前にみんなで植えたサツマイモを掘ろうと思ってます」
と伝えました。すると
「はーい」
という返事。てっきり喜び勇んで畑へ直行するかと思いきや、みんなの足はハンモックへ。よっぽどハンモックが魅力的なんですね。しばらく杉林で遊んでからようやく
「お芋掘りしたーい」
とユイナちゃん。時間も気になっていたので、待ってました!とばかりに、私が喜び勇んで畑へ行きました。

普段あまり見慣れない道具にも興味をそそられたようで、道具の準備も積極的に買って出てくれました。
植えつけてから何も手をかけてこなかったので当然草だらけ。サツマイモを引く前にまずは草引きから。3本の鎌をみんなで順番に使いながら、草を引いたりツルを切ったりすること45分。ようやくサツマイモの根元が見えて抜く準備ができました〜。

まずは手で土を掘ってみましたが、サツマイモの頭頂部がちょろっと見えてるだけ。そんな様子を見ていた隣の畑のタクミさん85歳が
「それじゃ引けんじゃろ」
と言いながら、私が用意しておいたフォークで土を掘り起こし、みんなに掘り方を教えてくれました。
フォークを使いたいユカリちゃん、とにかくサツマイモを抜きたいコウシ君とクウヤ君。みんなで手分けしながら抜いていきました。
すると、出るわ出るわ!大人の両手にも余るほどの大きなサツマイモが、ゾロゾロゴロゴロ。笑いながら「抜けたー!」と喜んでいたのも最初だけ。あとは真剣な顔で黙々と抜いては運び、抜いては運び、なんとも頼もしい姿でした。
はじける笑顔で遊ぶ姿もいいですが、真剣な眼差しも同じくらい素晴らしいものです。



ノコギリ鎌に慣れてきたユイナちゃん

草引きに飽きて遊び出す
ユカリちゃんとユイナちゃん








リュウト君とルルナちゃんはお腹が空いて先にお弁当を食べていましたが、食べ終わるとみんなと交代するように畑へ駆けて行きました。それまでほとんどしゃべらなかったリュウト君でしたが、サツマイモを掘っているうちに笑みがこぼれ、そのうちに気持ちがほぐれてきたのか変顔をしたり踊ったりしておどけた表情を見せてくれました。

12時過ぎ。ユカリちゃん、ユイナちゃん、クウヤ君は誘い合ってお弁当を広げ、食べ終わるとリュウト君の所へ行き、またサツマイモにまみれていました。
気がつくと、コウシ君のお母さんがサツマイモのツルをオーナメントのように飾ってくれていました。子ども達はそこで踏切ごっこ。そして縄跳び。

あっという間に14時になったので、みんなに袋を渡して自分で好きなサツマイモを選んでもらってお土産にしてもらいました。リュウト君は持ちきれないくらいたくさんのサツマイモを抱えて落としては拾いしていましたが、何度目かに諦めて、それでもお母さんに手伝ってもらってできる限りたくさん持って帰ろうと真剣に運んでいました。
豊作すぎてびっくりしましたが、みんなで焼き芋をしたり干し芋を作ったりして、おやつを作るところから楽しみたいと思います。

それにしても、蚊取り線香をたきながらのサツマイモ掘りは初めてでした。



















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