2017年3月3日金曜日

93. ケンカの後の笑顔

キラッと晴れた日。風は冷たくてポカポカ陽気とはいかないけれど、足元に咲く小さな花が春だよ〜と教えてくれていました。
今日はユカリちゃん、ユイナちゃん、ヒヅキ君、初参加の1歳3ヶ月のハルト君が集まりました。


道を覆う苔を歩いて「ふわふわしてるよ〜!!」と
嬉しそうにはしゃぐユイナちゃん
集合してしばらくしてユイナちゃんが
「ハンモックにいこうよ〜」
と誘ったけれど
「ユカリはいやー」
と何故かつれないユカリちゃん。かと言って何処かへ行きたいという意思があるわけではなく、ただただ反対したいだけのよう。
「じゃぁようちゃんと一緒に行こうか〜?」
と言ってユイナちゃんと歩き出すと、ユカリちゃんが
「だめ〜!」
と言いながら後ろからついてきました。

しばらくはハンモックで楽しく遊んでいるように見えたけど、そのうちにユカリちゃんの
「どうやって飛びたいの?わからないよ!」
という声が聞こえ、続いてユイナちゃんの泣き声が。
ユイナちゃんはお母さんの膝に座って大泣きしていました。
ユカリちゃんはその様子を怒ったような、でも困ったような顔で見つめながら
「ユイナちゃんがどうしたいのか、ユカリにはわからないよ。」
と話し続けています。
しばらく泣いていたユイナちゃんは
「くるまにいく。おちついたらくるまからおりて またあそぶ。」
と言ってお母さんと車まで歩いて行きました。
すると、ユカリちゃんも2人から距離を取りながら重い足取りでついて行きました。ユイナちゃんが車の中にいる間、外で座って話をするユイナちゃんのお母さんとユカリちゃん。10分ほどしてユイナちゃんが車から降りてくると、2人は手を繋いでケタケタと笑いながらハンモックまで歩いてきました。

何だか解決されたようなので2人からは話を聞きませんでしたが、ユイナちゃんがユカリちゃんに何かを聞いたのだけど、それの意味がユカリちゃんにはよく分からず「どうしたいのかわからないよ」と言ったところ、その言い方をキツく感じたユイナちゃんが泣いてしまった。でもユカリちゃんにはどうして泣いてしまったのかが分からず、それこそどうしたらいいのか分からず困惑してしまったようでした。
車の中にいたユイナちゃんは外でユカリちゃんが待っている様子を見て、嬉しかったのか窓越しにニコニコと笑っていたそうで、車から降りてくると
「もういいの。」
と吹っ切れていて、お母さんが
「言いたいことがあったら言ったほうがいいよ。」
と言っても
「うん、もういいの。」
本当に大丈夫かなぁ〜、と思いつつも笑顔で遊んでる様子を見てそっとしておくことにしました。

年齢が大きくなると、物を取った取られただけではない、複雑な感情を含んだケンカが増えてきます。そうなると一層大人は介入できないな、と感じます。もちろんなかなか解決できない場合は話を聞いたり話を引き出したりすることはできますが、小さい子のように他のもので気を紛らわしたりすることは問題を断ち切ってしまうことになるので、やはり当人同士でぶつかりながらも相手の気持ちを推し量って解決することが心の成長にも繋がるんだな、と改めて思いました。
そして、私はこの一部始終を離れたところから見ていましたが、ユイナちゃんのお母さんはただただ話を聞いて2人に寄り添ってくれていました。同じような思いで子ども達の様子を見守ってくれるお母さん達と一緒に活動できることが本当にありがたいと思っています。




森のアトリエの隣にある馬小屋の暗い2階で
「まっくろくろすけ出ておいで〜!!」と
メイちゃんになりきる2人


山の家までの山道が上手に登れなくて困っていたハルト君。
でもその後土手の上にいるレンちゃんに触りたいがために
自分の力で這って登っていくことができました〜!
やったね☆意思の力はすごい!
レンちゃん、時々良い仕事をしてくれます♪
ヒヅキ君もレンちゃんを追いかけて山道に挑戦
半分くらいまで行ったけど、ズルズルズル…



そこらじゅうがノビル畑



2週間前までは姿形もなかったのにいつのまにか
準備万端!な水仙達

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