2016年5月18日水曜日

47. すぐそこに初夏

今日は7人の子ども達が集まり、賑やかな日でした。
日差しは強いけど気持ちの良い風が吹く中、お母さん手づくりの虫捕り網を振って虫を採ったり、足元に咲いている花の実を食べたり、砂でおままごとをしたり。
初夏一歩手前のような陽気でした。

このフィールドのごく近所に住んでいる初参加の子は、保育園が嫌いで毎日イヤイヤ行っているそうですが、森のようちえんではみんなと走り回り
「毎日ここに来ようね!」
とお母さんに話していました。







集合場所での遊びに飽きてきた頃にお散歩に誘い、前々回行った川へ向かいました。 




途中、田んぼで草を焼いているところに出くわしました。モクモク流れてくる煙が行く手をさえぎり、それを見たユイナちゃんは
「行けなーい!ねぇ、行けないよぉー」
とちょっと困惑気味。
するとその横をリオ君が何の迷いも無く突っ走っていき、煙の中へ。更に私が先に行くことで安心したユイナちゃん。ご機嫌に歌を歌いながら川へ行きました。

















石をひっくり返してカニ探し。
すっかり夢中になるお母さん。今晩のおかずに見えちゃったのかな。




川岸にはウツギやコデマリが。









帰り道、もうすぐ4歳になるユカリちゃんが、友達に借りてずっと使っていたバケツを地面に落とし、それを拾わずに帰ろうとしました。
「そのバケツどうするの?」
と聞くと
「置いてく」
と言います。きっと疲れてお腹も空いていたのでしょう。でもずっと自分が使っていたもの、しかも友達の道具です。それを置いていくのを黙ってみていられず、
「自分が使ったものは最後まで持って帰ろうよ」
と言うと
「もう持てない」
「じゃぁユカリのお弁当も置いていこうか」
と、バケツを置いていくことの意味が分るように、少し意地悪なことを言うと
「イヤだー」
と泣き出しました。
「自分のものは置いていくのがイヤで、友達のものは置いていってもいいの!?」
と少し大げさに反応しながら聞くと首を振り、バケツを拾いました。

もう、しょうがないわぇ、とお母さんが拾って持っていけば済むような、日常の中で起こりがちな小さな出来事ですが、ちゃんと向き合って話をすればそこから学ぶことは大きいと思います。


最後まで、「まだ帰らな~い!」とお母さん達から逃げるように走り回って遊ぶ子ども達でした。



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