2016年3月10日木曜日

39. 山の中のハードプログラム

今にも雨が降ってきそうな曇り空の下、4組6人の子ども達が集まりました。

まずは顔なじみになった近所のおばあちゃんとおしゃべり。




ちょっと歩くと、足元にはたんぽぽ。


5ヶ月になったヒヅキ君。今日は起きている時間の方が長かったね。


村田家の庭に置いてある蓮の鉢の中に、ウニウニと蠢くちっちゃなちっちゃな虫たちを発見!
ボウフラ?オタマジャクシの赤ちゃん?ヤゴ?う~ん、なんだろうね・・・。
みんな見たくてウズウズ~。高い切り株の上に置いてある鉢を見るために行列を作っていました。



横の果樹園の足元には黒い土がポコポコ、もぐらさん♪
ホトケノザもたっくさん!



果樹園の先に続いている竹藪の急な坂を登ると・・・


椿の絨毯!!
山の家の裏に立つ大きな大きな椿が花を落として、一面椿、椿、椿。

収集家のツグミちゃんがこれを見逃すわけはありません♪
まずは観察。そして花びらをちぎって上から落とし
「ヒラヒラ~」「ヒラヒラ~」・・・
と一人で花吹雪をするのでした。


今日は絵本を持っていったので、山の家の前で読み聞かせ。
森のようちえんにやってくるのは食いしん坊達ばかりなので、『おべんとう』という絵本を選びました。

絵本の中の空っぽのお弁当箱にごはんやミートボール、卵焼き、ブロッコリーがひとつひとつ入っていく度に、ユイナちゃんは
「ねぇねぇ、おべんとうにミートボールある?
「ねぇねぇ、おべんとうにブロッコリーある?」
と心配そうにお母さんに尋ねていました♪

その後は、もちろんお弁当タイム~!
今日も黙々と食べていました。


お腹をいっぱいにした後は山へおでかけ。



4歳のミヤマ君、そしてこの山によく来るユカリちゃんが山の中をズンズン進み、初めてここに来た2歳のユイナちゃんも2人から離れることなく歩いていきました。

落ち葉を踏んだときのカサカサ
小鳥の鳴き声
子ども達の声
それらが心地よく林の中に響いていました。


少し眠たいエンジ君とお母さんが恋しいツグミちゃんは少し離れたところから3人を見つめていました。





林の中へ入ったはいいけど、道が急すぎて上に戻れない!
すると・・・

ユカリちゃんが下りてきて、手を引っ張って助けてくれました~。


すっかり林の中が気に入ったユイナちゃん。
この頃には、誰かについていくというより自分のペースで歩いて楽しんでいました。
お母さんが
「ここに来て山道歩きがすっごく得意になりました~」
と言っていましたが、ユイナちゃんの溢れる好奇心がそうさせたのでしょうね。



急な道を上って林の中に入っていく3人を下の道から見つめるツグミちゃん。「私はやめとくわ」といった表情で、地面に出ていた木の赤ちゃんを摘んでじっと観察していました。



崖のようになったところを上ろうと挑戦するミヤマ君。何度も足を滑らせていたけど、それでも黙々と崖に向かい、20分ほどしてついに完登!
やりきった!という顔が誇らしげでした。




水仙がいっぱい!


ミツマタの花も咲いていました。


山の家の馬小屋はみんなの好奇心をくすぐるものがたっくさん☆
ユカリちゃんが見つけた取っ手付きの棒が欲しくてしょうがなくツグミちゃん。
何度も
「かして!」
と言うものの、全くかしてくれる気配のないユカリちゃん。
ちょっと泣いてみたけど、それでもダメ。
それなら!と、ウィンクで迫ってみたけど、やっぱりかしてもらえないのでした。




色とりどりのお花に出会い、小さな春を肌で感じたことと思います。


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