2015年7月16日木曜日

14. 夏到来☆

例年の3倍近くの雨が降った南九州の6月。
森のようちえんもしっかり雨負けして、気がつけばまるっと1ヶ月お休みしていました。

1ヶ月ぶりに会う子もいて、髪を切って男の子らしくなった子、一回り大きくなった子、照れ屋に磨きがかかった子、よくおしゃべりするようになった子・・・それぞれの成長ぶりが見られて嬉しかったです☆

今回は地域の方のご好意により近くの公民館をお借りしたので、森のようちえん常連さんもなんだか緊張気味で、玄関を入るなり正座して神妙な顔。
持っていった絵本「うんちレストラン」「どんぐりノート」を読むも硬い表情はゆるまず。
緊張をほぐすには外遊びだー!
ということで、夏の子どもの標準装備「虫カゴと「虫捕り網」を持ってお散歩へ出かけました。






高千穂峰がちょこんと見える田んぼの道を行くと、草刈中のおばあさんが。
その先には、合鴨農法でお米を作っている90歳のおじいさんとその息子さん。
子どもといえば3歳児が2人だけ・・・の集落だから、みんな子どもを見るだけでホクホク顔♪
きっと、何かお祭りでもあるのかしら、と思ったことでしょう。

お母さん達は合鴨農法に興味津々。
子ども達は42羽の鴨に興味津々!!
 黒いのもいるし茶色いのもいるね~。
 あっちは緑色のくちばしだよ!
 なんか、はげてる~!
 かまれたらいたいかなぁ?

4月には10cmほどだった鴨も今ではすっかり大人になって、除草の戦力に!
私には鴨と子ども達が重なって見えて仕方ありませんでした~。




鴨にバイバイした後は2手に分かれ、虫ハンター達は山に続く道へ、お腹のすいた女子達は少しでもお弁当の近くに、と?公民館への道へ。




ハンター達の帰りを待っている間、通り雨で雨宿りしたり、笹舟を作ったり、虫の穴を覗いてみたり。
今日初めて参加したお母さんは、普段車での移動が多いけどそれと比べて子どもとの散歩はあまりにスピード感が違い、今まで見ていなかったものが見えてとっても新鮮!と子ども以上に喜んでいました。

おてんばまなちゃんが柿の下で巻物を発見!
好奇心をくすぐるこのきれいな包みを、なんだろう~?と言いながらクルクルクルクル、まだクルクル・・・。そうして出てきたのは・・・・
緑色の幼虫!!
まなちゃんは引きつった顔で思わず幼虫を振り払っていました。
でも泣かず叫ばず逃げ出さず。すぐに冷静になり「虫、どこにいった~?」と探していました。
それはオトシブミだね。





ハンター達がコガネムシ2匹とトンボを捕まえて、満足気な顔で戻ってきたところでみんなで公民館へ戻りつつ、トンボを捕まえたり、カエルの死骸をじっくり観察したり。はじめに読んだ絵本「うんちレストラン」に出てきたウンチムシにも出会えましたー。
ご飯の後は広い公民館の中で猛ダッシュ競争と紙飛行機作りをしました。

夕方、初参加のお母さんから「帰りに早速虫捕りアミと虫かごを買って、子ども達とトンボを捕まえました!」とメールが。普段は全く散歩をしないし虫捕りもしないけれど、一度体験したらその楽しさにお母さんの方がハマってしまったようです。
親が楽しそうならきっと子どももそれを好きになることでしょう。
そういう意味でも親子参加にして良かったぁ!と改めて感じました。








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